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はーちゃんの話 その四 [はた]

今月27日撮影

ケージを机の上に移して スキンシップも楽になり、

はたは 環境にも慣れて、どんどんなついてきました。

ケージの中オンリーだったはたの世界から、机の上まで出てきて

そばで開くパソコンを のぞき込んだりするようになりました。

 2007年2月14日

  ↑ パソコン 見てませんケド…^^;  

しかし、机の上から床におろすと、

なぜかパニックになったように鳴きわめいてじたばたと暴れ、

どうにかして ケージに帰ろうとします。

はたは、やはり足のせいなのか ジャンプが特に苦手で、

飛び上がろうとして届かず、

失敗して 仰向けにひっくり返ったりしていました。 

そんな はたのために、

はーちゃんの世界を 机上で拡張することにしました。

まず、机に一体の キーボード ラックを引き出して

勝手に引っ込まないように レールに布を噛ませ、

机の下に収納して使っていた ワゴンタイプの抽斗を

引き出して 動かないように固定し、

はたが 自分の足で歩ける領域を広げました。

私の座っている椅子に クッションを敷いて 高さを合わせたら、

その椅子の上に来て 寛ぐことができるようにもなりました。

 

  

しかし、ちょっと世界を拡張して 運動量が増えただけで、

熱を出したり 食欲をなくしたりと、一進一退の体調だったので、

床の上での生活なんて

まだまだ無理だと 思わざるを得ない 当時でした。

はた自身は この机上の世界だけで 十分満足していたようです。

唯一、猫立ち入り禁止にしてきた 狭い仕事部屋が

猫のための、なんだか不細工な 秘密基地みたいになりました。

 

体重が2キロを超えてきたので、体調がいい時を選んで

先延ばしにしてきた検査をしました。

結果 はたは猫エイズに感染していることがわかりました。

 

今までも、ノラネコを拾うたび、

猫エイズをはじめとする伝染病に感染していないかどうか

必ず検査をしてきました。

でも、実際に陽性だったことはそれまではなく、

安心のために検査する、という感覚になっていました。

正直、なんでこの子にばっかりこんな…と思いました。

すごくむごい運命だと思いましたが、事実は変えられません。

一瞬目の前が暗くなった様な気がするほどショックでしたが、

それよりも、

目の前のこの子が 猫エイズキャリアであることがわかって、

具体的にどういうケアが必要なのかとか、

自分が何も知らないことの方に焦りました。

猫エイズに関する一通りのレクチャーを獣医さんから受けました。

キャリアであることと発症することは別、

必ずしも発症するとは限らない、

ストレスは免疫力を低下させるからよくない、

猫エイズウィルスは

交尾や、流血するほどの激しいけんかで感染するが、

感染力はごく弱いので、

普通の生活で感染することはないと考えられている、 等々。

一番気になる他の子達への感染について、

問題ないと思いますよ、と言われましたが…。

この猫エイズの問題だけでなく、前から気になっていたことですが

はたは、動かない左足のために自信がないようで、

あまり活動的な猫ではありません。

だんだん元気になってきて、昨日より今日という勢いで

活動量は日に日に増えてきていましたが、

それでもその合間には発熱してダウン、という中休みがあり、

そんな はたの現状を考えると、

このまま 隔離飼育をするほうがいいと思えました。

はたは、なぜか始めから犬が平気で、

むしろ 積極的に そばに行きたがりました。

なので、犬とだけ 仲良く暮らしてくれればいい、と思いました。

机上の おんぼろ基地の上を、時には バタバタと走ったりして

機嫌良く 暮らしていた 当時のはた。

床の上におろされることは、相変わらず 激しく拒否します。

 2007年4月1日
         ↑はーちゃん的には はるばる 遠征中    

猫エイズについて、

一般人向けの動物の医学書入門のような本や

ネットでいろいろ調べてみましたが、やはり最後は、

「まだよくわかってないことはいろいろあるが、

発症したら助からない」 という結論に到達するのでした。

まだ発症してもいないのに、暗くなっていてもしょうがないし、

当の本にゃんは机上でではあるが前向きに生きてることだし

神頼みばっかりで何もしないのは性に合わないから

出来ることはするけど、さて、できることと言ったら… 

この子にストレスを感じさせないこと、

この子が楽しくいられることが、

免疫力をアップしてくれるに違いない! 

なんだけど、 なんだか 抽象的で

実際 何をすればいいのかわからない。

動物用アガリクスとか サメ軟骨とかの サプリメント類 等を

急に購入してみたが…。 飲んでくれないし…(T T)

こういうものを混ぜたまずい(?)ご飯はストレスになるかも…

とか、もう 考えすぎ考えすぎ の毎日。 

とりあえず、はーちゃんが今日も元気、

そのことを 毎日 かみしめるように 暮らしていました。

また、そろそろ 机を 本来の目的に使用したい私は

はたを 地上生活にシフトさせるタイミングを いつにしようか

頭を悩ませていました。

 
 
   

そうこうするうちに時は流れ…

                   春が来て…

   ある日じむ犬が…

  
 

眼も開いていない仔猫を 2匹も

↓今度は仔猫の母替わりになったコンパニマル

2007年5月16日撮影 

                     …見つけてしまうのです。

 

ああ、 また 終わらなかったわー…ごめんにゃしゃい…

2008年5月6日撮影
 
  …はい…
 

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