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「てん」のこと [てん]

てん 近影

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 耳の間から

ペットボトルは

生えてません。

 

 

 

 

「てん」が 初めて じむしぉに現れたのは 2007年1月8日、去年の仕事始めの日。

おどおどして、きょときょとして、とってもびくびくしていました。

でも、すごくお腹が空いていたようで、一心不乱にご飯を食べていました。

 

じむしぉは、普通の住宅街にある 小さなじむしぉです。

別に「一膳猫めし屋」とか、「年中無休猫めし処」とか、

看板を出しているわけでも、チラシを配って営業しているわけでも、

鰻やさんみたいに、いい匂いを漂わせているわけでもありません。

なのにどうして、こうやって次々と 新顔さん達がやってくるんでしょう。

猫の世界にも 口コミ とかあるのでしょうか。

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 じむしぉです

 若干

 事実と異なります

 ←

 ちょと

 遊んじゃいました

 

 写真撮影:

 2003年12月

 

 

そんなじむ員の疑問はさておき。

(とはいえ、この辺の事情にお詳しい方がいらっしゃったら教えて下さい^^/)

「てん」は、初めのうちは、ちょっと目があっただけでも

じむしぉから一目散に出て行ってしまうほど びくついていました。

なので、あまりよく観察はできなかったのですが、

初めはガリガリで、毛艶もバサバサでした。

目が合うたびに、いちいち出て行くことは出て行くのですが、

すぐに戻ってきて、とにかくご飯を食べてました。

いつ見ても食べてる、という感じでした。

よっぽどお腹が空いてるんだろうなぁ、と思って、あまり見ないようにしてました。

食事の途中に しょっちゅう逃げ出すんじゃ、落ち着かなくて かわいそうですもんね。

 

三日目あたりから、目があっても 逃げないことがあるという 状態になってきました。

でも、相変わらず、脱兎のごとく逃げ出すこともあったんです。

とってもお腹が空いていて 逃げたいより食べたい が勝っちゃうことがあるんだろう、

そんなには飢えてないときは 食べたいより逃げたい、になっちゃうんだろう、

と、勝手に解釈してました。

 

逃げないときによく観察すると、なんだか 急に太ってきたみたいです。

^^;そりゃー あんだけよく食べれば太るさー。とも思いましたが、

イヤな予感がすることには、相変わらず体はガリガリなのに、

お腹が横に張り出しているのです。

まさか、このコは♀で、妊娠しているの??

やばぃ。やばいやばいやぁばぁいぃ!

もお無理。これ以上は無理。

仔猫まとめてどーっん!! なんて

無理無理無理無理無理無理無理、絶対に無理!

 

とにかく捕まえよう。何もかも それからの話だにゃん!

と決意して、話をはしょりますが、それから二日後、

初めてじむしぉに姿を現してから、わずか五日後にして 「てん」の確保に成功しました。

そして、不安でがちがちになりながら 早速獣医さんへ。

「ノラネコを保護しました。

まだ若い♀みたいなので、避妊手術をしたいんですが…

もしかしたら、妊娠しているかもしれないんです…。」

「あー、だいぶお腹が大きくなってますね。

ちゃんとエコーで見てみないとわかりませんが、

いっぱい入っているのか、生まれる直前なのか…。

とにかく見てみましょう。」

お願い、お願い、お願い、妊娠していませんように、と祈りつつ待っていると、

「てん」を連れて 奥に入って行った獣医さんが 笑いながら出てきて、

「妊娠はしていませんよ。 ただ、ひどい便秘のようですね^^」

     はぁあ? 便秘、…ですか?

「ただの便秘で良かったですね。」

…はい、確かに。 ただの便秘でほんとに良かったです…。

お腹が横に張ってたぞぉお???あれが、便秘かぁあ?

[がく~(落胆した顔)]同情しちゃう…。

 

「てん」を捕獲したいきさつ、うちで飼うことに決まったいきさつは、

また次回→to be continued で あります。

そして、「てん」にまつわる一件が、これで落着ではなかったことも

また、いずれ…。

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 写真撮影:

 2003年12月29日

 

 


てん-蕩しのテクニック [てん]

妊娠疑惑が単なる便秘で 一応ほっとした 「てん」の、捕獲前後のお話です。

 2007年5月撮影

 

どうにか手なづけて、早く捕まえたい、と、思って様子をみていると、

四日目には、前から来ている クロちゃん や サバ君 に倣って、

空いている椅子の上で休んでいるところも目撃されるようになりました。

五日目、けっこう長時間を じむしぉ内で過ごしていたので、

少しずつ近づいて、近くにしゃがんで やさしく声をかけてみたら、

なんと!

一瞬でしたが、椅子の上から じむ員の膝に 移ってこようとするそぶりを見せたのです。

しかし次の瞬間、はっとしたように手を引っ込めて、じむ員の顔を見上げました。

膝に手をかけようとした仕草があまりにも自然だったので、

この子は飼い猫だったのではないだろうか、そのときそう感じました。

同時に、はっとして私の顔を見た仕草は痛々しくて、切なくなりました。

捨てられたのか、脱走しちゃって道に迷って帰れなくなったのか。

かわいそうに、どのくらいの期間、ノラネコとして生きてきたのかわからないけど、

その間には 怖い人間もいるということが身に染みるような体験もしたのだろう。

猫はしゃべれないから 何もわからないけど…。

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 左の耳は

 初めから

 割れてました

 この件では

 じむ犬は

 無実です^^

 今年7月撮影

 

こうして、結局自ら飛び込んできた感のある「てん」、

一度スキンシップできたら、もうすごい勢いで すりすりぐりぐり してきました。

膝の上に乗ってきて、喜んで抱っこされて。 …愛情に飢えている、という感じでした…。

 

避妊手術、その他諸々の手当をしてもらって、さて、退院の日。

獣医さんも、病院のスタッフさん達も、「この子、どうするんですか?」と聞いてきます。

預けた時のいきさつを知らないスタッフさんは、

「え? てっきり飼い猫さんだと思ってました」という人もいました。

病院でする処置にも慣れている様子で、怖がったり嫌がったり 全然しなくて、

とっても扱いやすい いい子だったんだそうです。

絶対ノラじゃないですよ!と言われました。

…まだ決めてないんです…。と返事をしつつ、周囲からプレッシャーの波状攻撃が…。

いつもはクールな獣医さんまで、“飼ってあげて 飼ってあげて” と、無言の圧力。

気のせいかなぁ?

おとなしくて扱いやすい子なら、じむにゃん になってもらおう。 クロちゃんみたいに…。

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 おとなしくて 

 扱いやすい

 てんちゃん

 お盆が

 大好き

 

 今年6月撮影

 

そのときのじむ員は これ以上 うちの子が増えるのは避けたいと、

腰の引けた考えを持っていたのです…。

さて、「てん」を連れて、とりあえずおうちに帰りました。

他の子達を追い出して、玄関で「てん」のキャリーケージを開けると

「てん」は、初めて連れて来られた場所なのに、周りを見回すこともなく、

ただ “にゃーにゃー”と激しく泣きながら、じむ員だけを見つめて、

まっすぐ ひしっ! としがみついて来たんです。

これには本当に参りました。 やられました。 即決です。

大丈夫、もうお外で怖い思いしなくていいよ。うちにいていいよ。そう言っちゃってました。

ホントに?ホントにほんと?絶対? 

てんの “にゃーにゃー”は、ワタシには繰り返しそう言ってるように聞こえました。

でもさぁ、おまえ、さっきちらっと見ただろうけど、うちにはね、小姑いっぱいいるのよ。

(小舅も一匹おるわ(当時))

けっこうしんどいかもよ~、おまえ、大丈夫?

[猫]“にゃーにゃーにゃ、にゃーにゃーにゃにゃー(大丈夫ですとも、へっちゃらです^^)!”

ほんとかなー?^^; 仔猫ならまだしも、おまえはもう大人だしねぇ…。

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 大所帯の我が家

 

 てん も

 もう すっかり一員

 

 

 今年6月撮影

 

そんな不安を抱きながらの先住猫たちとの初対面でしたが、なんてミラクル!

こんなことは初めてで すっかり驚いてしまったんですが、

「てん」はほとんど摩擦なく、すんなりと受け入れられてしまったんです。

初対面の先住猫一匹一匹に、自分からすりっと寄っていって、

相手が“しゃー”とか“ふー”とか言っていようとお構いなく、

斜め下から自分の額をすりつけて、

“まぁまぁねえさん、どうぞ一つよろしゅうに ^^ えへへ”、と全員にやって、

それから、家の中の探検も全くしないで、ひらっとテーブルの上に乗ると、

そこにあったお盆の上で“うにゃん”と寝てしまったんです。

居並ぶ小姑達も、ものすごく拍子抜けしたみたいで、

“そっかー” 、“ま、いっかー” という感じで、完全に「てん」に呑まれ、

全員が「てん」のペースに巻き込まれた感じでした。

2007年2月撮影 
↑「てん」のペースに巻き込まれてる「こま」 [犬]:? しっぽ 挟まれてるだけじゃん?

  

後日、ワクチン接種のために病院に行き、お世話になった獣医さんに

「この子、やっぱりうちで飼うことにしました」、と報告しました。

すると獣医さん、満面の笑みで、「てん」に話しかけるのです。

よかったな、おまえ、本当によかったな!!うん、よかったよかった。うれしいな、よかったよな。 

なんか、獣医さん、涙ぐんでません?

聞けば、入院中、「てん」は誰かれなくすごく甘えて、

注射されてても 何されてても、とにかく体に触られている間中、

ひたすら目を細めて ゴロゴロとのどを鳴らし、

ケージの前を誰かが通りかかるたびに ゴロンちょして うにゃん と話しかけ、

さすがの獣医さんもメロメロだったそうです。

ヒトにもネコにも有効な、「てん」の蕩しのテクニックはすごい!!

同情を惹きぃ→心配させてぇ→ちょっとほっとさせてぇ→ほろっとさせといてから、

→ぎゅっ! と 抱きつきぃ、→にこにこしまくる♪

この才能は天賦のモノなのでしょうか、「てん」は今日も、満足そうにまどろんでいます。

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 本日の

 我が家の

 テーブルです

 

 

  ひしっ! うっとり~ とろ~ん    と 見せかけて…

     心の中では舌を出していたりして… 

[犬]:舌が出てる普通の猫じゃん。

いえいえ、これがてんちゃんの蕩しのテクニック!

てん、うちに来た10番目の猫。

 

 

 

 

 

 


落ち着く [てん]

ぱおーん
 

    我が家にもいた象♀です

ではなくて
 
 

[猫](てん): ワタシはいまだに たま をみると 

 

     こうなっちゃいます

が、 それは条件反射みたいなモノだから

しょうがないのです

普段はまったり寝てばっかりいます

 

あ これは ワタシの癖です

気にしないでください

しっぽを足の間に挟んで寝ると 落ち着くのです

 

もうひとつ落ち着くもの

 

ワタシも こう見えて 実は 象でなくて 猫なので

 カゴや箱に入ると 落ち着きます

うちには いっぱい猫がいて

中には こんなのもいます

 
箱も 猫も いろいろ です

 


ここはどこ? [てん]

こんにちわ

かな♀ と てん♀ です

てんとかな.jpg左かな♀ 右てん♀ 

今日は てんちゃんのこと

てんちゃんは 甘えん坊ですが 膝の上は そんなに好きじゃなくて

てんちゃん 甘え中.jpg左こま♀ 右てん

いつも テーブルの上に 寝ています

てんちゃんは 毛質が柔らかくてとっても猫毛(^^; 猫ですしね)

 

短毛なのに 意外に 萌ふ萌ふ♪

 

特にハラゲは 気持ちいいんです^^

 

         指の跡がつきます^^

指の跡がつくのは ハラゲだけじゃない

 

    っていう写真を撮ったのですが 

ここが てんちゃんのどこだかわからなくなってしまいました^^;

だって 全身同じ模様なんだもん

 ^^;
  
 

 

てんちゃん  ここ どこ? ^^;

 …
        だね^^;

 

本日も おつき合いいただきまして ありがとうございます^^ 

 


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