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あろ・じゅり やつらがノラネコだった頃 [あろ・じゅり]

ある日 しょちおは 出会ってしまった

11月の冷たい路上で 丸くなって寄り添う 二つの小さな命

しょちおは 何日も悩んで 何回も彼らの様子を見に行った

兄らしき白猫は人なつこくて 優しい人からご飯をもらって食べている。

でも 茶とらぶちの体の小さい方は臆病で、

せっかくのご飯も 体の大きな他のノラネコに取られている。

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 しょちおは決心した

白猫くんは きっと一人で立派に生きていける。

茶とらぶちだけ保護しよう!と。

              [犬]しかぁし!

じむしぉ内で しょちおの思惑通りに運ぶことなんて そんなない。

だぁいいち、のらにゃんを保護するなんて 実働の作業は しょちおのガラじゃない。

引っかかれたり、おしっこかけられたり、服を破られたりしても 

決してひるまず 捕まえて放さないのは いつだって じむ員の仕事だ。

ちゅーわけで ”一匹だけ捕まえろ” の指令も虚しく、

一匹だけはないっしょー、ってことで

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 かくして二匹はじむ猫(にゃんず)になった。

根気よく治療して 頑固な疥癬も治り

見違えるような美猫になっても いつも寄り添う兄と妹。

…だぁが…

この美しい兄妹は 実はなかなかワルかったのである…[犬]

-to be continued→

 

 


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