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じむ犬のお手柄バナシ [客猫]

去年の ちょうど今頃、二匹の仔猫が うちから もらわれていきました。

お姉ちゃん と 弟

とってもかわいい、無邪気な仔猫たちでした。

 

 

あれは、忘れもしない 去年の4月30日。

毎朝のお散歩のときのこと。じむ犬は張り切って歩いていました。

いつものお散歩コースの、とあるマンションの前。

じむ犬が植え込みの中を すごくすごくすごーく気にするので、のぞいてみると…。

いたんです そこに まだ目も開かない 仔猫が二匹。

周りを見回しても、お母さんらしき猫はいません。

思い切って 植え込みに腕をうんと伸ばして入れてみると、

届きました。手が、二匹の仔猫に。

 

 

4時間おきにミルクを飲ませなくてはならない仔猫の世話は

思ってたよりずっと大変で、獣医さんのアドバイスを受けながら、悪戦苦闘の毎日。

ほ乳瓶での授乳に なかなか慣れてくれなくて、

このまま弱って死なせてしまったらどうしよう、と、とても不安でした。

その問題を何とかクリアしたと思ったら、一難去ってまた一難。

そろそろ目が開くはずなのに…。

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結膜炎?!

目やにで上下のまぶたが固まって、仔猫の力では目を開けることができないらしく、

このままでは二匹とも失明すると言われて、

一所懸命 目を開けさせて、いやがる仔猫たちに、6時間おきに目薬を点眼。

ふえー。ゴールデンウィークは彼らのお世話でふっとびました。

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でもすごくかわいくて…

 

 

だけど、うちではもうこれ以上は 無理…

なんと言ってももう10匹いるし(猫だけで)…

もうすっかり情は移ってしまっているけれど、

お世話になっている獣医さんに、里親のお世話をお願いしました。

時は過ぎて…。やっぱり里親さんはみつからないのかな、

それならそれで、もうこの子達の名前も決めて、うちで飼う覚悟をきめようかな、

と思った矢先のことです。

獣医さんの弟さんのお友達のおうちで、

長年飼っていた猫を二匹、相次いで亡くしてしまって、

80才になる高齢のおばあさんが、とっても気落ちしているというのです。

おばあさんのために、もう一度仔猫を飼ってあげたい、というご家族が、

たまたまグッドタイミングで獣医さんに相談してきたんだそうです。

二匹一緒に飼ってもらえるなんて、こんないいお話はまたとない、

待っていた甲斐がありました。

 

こうして、じむ犬が見つけた二匹の仔猫は めでたくもらわれてゆきました。

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寂しいような、ほっとしたような。

幸せになるんだよ、かわいがってもらうんだよ、と、送り出しました。

 

後日、お手紙と写真が届きました。

かわいがってもらってるんだね。よかったね。

 

じむ犬、仔猫を見つけてお手柄だったけど…

本音を言うと、うちはもういっぱいいっぱいだから、できれば あんまり 見つけないでほしい、

できれば、ね…

 

 


タグ:ねこ 猫
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